投稿者: soft_kansai

第130回例会

日時:2023年03月21日(火・祝日) 13:30-17:00
会場:ハイブリッド 
現地:イーグレ姫路4階セミナー室B(先着28名)
参加費:無料

プログラム:13:30-14:15 総会

14:30-15:30 講演1 (60分質疑応答含む) 
オンライン講演講演者:稲葉 優希 先生  (国立スポーツ科学センタースポーツ科学研究部研究員)
講演題目:「アスリート支援におけるデータの活用」
講演概要: 一流アスリートが頭と身体で処理している情報は、アスリート本人とそのアスリートを日頃から支えるコーチや、同様の経験をしたアスリートでしか共有できない、独特の感覚であると言えます。しかし、私たちスポーツ科学分野の研究者はアスリートの身体や動きを測定、分析し、そのメカニズムを追求することにより、パフォーマンス向上のヒントを得て、アスリートやコーチに提供するという試みをしています。本講演ではいくつかの事例を紹介いたします。講演者略歴: 東京大学大学院総合文化研究科(博士)を修了後、2013年より国立スポーツ科学センタースポーツ科学研究部にて研究員として勤務。バイオメカニクスグループに4年間所属し、その後はフィットネス評価グループに所属。

15:30-15:45 休憩

15:45-16:45 講演2 (60分質疑応答含む) 
現地講演講演者: 田中 洋 先生(信原病院・バイオメカニクス研究所副所長)
講演題目:「臨床における野球のピッチングのデジタル化とその展望」
講演概要: 野球の肩肘障害は投げることに起因し,それを繰り返す最中に生じる.そのため,小学生でもプロ選手でも一人当たりの全力投球数が多い「投手」の肩肘が障害になりやすく,なかには選手生命を左右する場合がある.投球動作は5秒以内の超高速動作であるが,その仕組みは子供でも大人でも似通っている.ただし,ある特定の投げ方によって肩や肘に加わる機械的ストレスは増減する.このストレスは関節への負担(障害リスク)の大きさと捉えることができるため,その最小化は肩肘障害の低減が期待できる.本講演では,600名以上の野球投手の投球動作をデータ化することで得られた知見,どのような投げ方が肩肘に危険で安全なのか,を紹介する.講演者略歴: 整形外科の研究プロジェクトを生体力学的に加速させるために,信原病院・バイオメカニクス研究所に2005年に入所,そして現在,小橋昌司先生と共同研究を通じて整形外科の様々な問題解決に挑戦している.また,信原病院・バイオメカニクス研究所副所長として,東京ヤクルトスワローズ,阪神タイガース,オリックス・バファローズ,ソフトバンクホークス,東北楽天イーグルスのプロ野球投手個々人のアドバイザーを務めている.

16:45-17:00 フリーディスカッション

第129回例会

共催講演会
第129回日本知能情報ファジィ学会 関西支部例会
第26回日本知能情報ファジィ学会しなやかな行動の脳工学研究部会 研究会
関西大学ソシオネットワーク戦略研究機構 講演会
関西大学招へい研究者講演会 講演会
関西大学研究拠点形成支援経費 特別講演会

日 時:2022年8月19日(金) 11:00~12:30
会 場:兵庫県立大学 先端医療工学研究所講義室
参加費:無料

● 11:00~11:10   開催挨拶:林 勲(関西大学 総合情報学部)
● 11:10~12:20   講演:
Introduction to brain visual system neural models, visual psychophysics,and deep neural networks to identify early markers for Parkinson’s disease,autism spectrum disorder, and Alzheimer’s disease 
Arash Yazdanbakhsh, MD, PhD (Boston University, U.S.A.)
● 12:20~12:30   閉会挨拶:小橋 昌司(兵庫県立大学 工学部)

第128回例会

日時:2022年 1月13日(木) 17:00-19:00
会場:Zoom(アドレスは参加申し込みされた方にお送りいたします。)
参加費:無料

【講演1】 柳澤 秀吉 先生 
(東京大学 大学院 工学系研究科 准教授)
講演タイトル:「感性のプリンキピアを目指してー感性設計学の視点から」
 物理と感性をつなぐ数学的原理(プリンキピア)はいかなるものかー。本講演では、感性設計学の立場から、感性のプリンキピアの必要性を示し、その探求の過程として知覚と感情の数理モデルの研究を紹介する。具体的には、神経符号化原理にもとづく知覚モデルと期待効果理論、および情報論にもとづく感情次元の数理モデルについて解説する。認識と感情の根底にある自由エネルギーの意味についても触れてみたい。
 
【講演2】 竹之内 宏 先生
(福岡工業大学 情報工学部 助教)
講演タイトル:「対話型進化計算を用いた感性情報処理と応用システムの開発」
 対話型進化計算は,ソフトコンピューティング分野の代表的な技術である進化計算の応用手法であり,ユーザの感性情報を用いて動的にユーザの嗜好に合った解候補を生成できる技術として注目されている.1990年代頃から,対話型進化計算に関する様々な基礎検証が行われ,同時に応用システムも開発されてきた.現代では,ユーザの生体情報を利用して感性評価情報を得たり,多 人数で解候補を評価したりなど,応用システムも多岐に亘る.本講演では,このような対話型進化計算手法に関する研究の経緯を紹介し,昨今の応用事例や今後の発展について考察する.

第127回例会

日時:2021年7月5日(月) 17:00-19:00
会場:Zoom

【講演1】庄司裕子 先生
(中央大学理工学部 経営システム工学科 教授)
講演タイトル:価値創造プロセスモデルと感性マネジメント
概要:工学システムやサービスが個々人の感性やコミュニティの感性を反映したものに進化するためには、感性価値創造プロセスを上手に促す必要がある。ここでは、感性価値創造プロセスモデルの枠組を紹介し、そのプロセスモデルに従って上手に感性をマネジメントすることの必要性とそのための方法論について考える。関連する研究事例などを交えてフランクに意見交換できれば幸いである。

【講演2】西野順二 先生
(電気通信大学大学院 情報理工学研究科 情報・ネットワーク工学専攻 助教)
講演タイトル:あそび、哲学、ひと、ファジィ
概要:あいまいなゲーム研究部会は、ひととあそびをめぐる様々な諸現象と課題について、そこに含まれるあいまいさに視点をむけつつ探求することを目的としている。ヨハン・ホイジンガやロジェ・カイヨワは、人の生活にとって不要不急ととられがちなあそびが、精神的、社会的、教育的さまざまな面からひとにとって本質的な行動であることを哲学的な論考により指摘し、あそびの重要性を広める嚆矢をはなった。こうした意義づけを背景としてFSSや研究会で、あそびとひとの関係における様々なファジィネスを議論を深めてきた。
本発表では、あいまいなゲーム研究の紹介にくわえ西野が2017年1月から2021年3月まで参画してきた、自律システム(AI)と社会の関係を哲学的に論考するJST/RISTEXのプロジェクトで10人近い哲学者に囲まれながら揉まれ、工学者と哲学・倫理の関係に悶々とした日々を紹介する。

第126回例会

日時:2021年2月27日(土) 13:00-17:00
会場:Zoom

共催:シニア世代研究会、Type-1・Type-2ファジィシステム研究部会

13:00~14:00 関西支部総会

14:00~15:10 講演1
15:20~16:30 講演2
16:30~17:00 フリーディスカッション

【講演1】足立侑駿先生
(データアナリスト 株式会社ALBERT ビジネス推進本部 データコンサルティング部)
講演タイトル:行動変容の評価に向けた接触頻度の分析モデル構築とその可視化の取り組み
概要:
分析力をコアとするデータソリューションカンパニーである株式会社ALBERTでは、2020年4⽉に発生した新型コロナウイルス感染の第一波により社会が混乱するなか、厚⽣労働省「クラスター対策班」に7名のデータサイエンティストが参画。データホルダー各社から提供されたビッグデータの処理・活用の取りまとめや位置情報を基にした各地域における接触頻度増減率の分析・可視化に携わり、「⼈との接触の8割削減」を⽬指す活動を支援しました。今回は、最前線で経験した新型コロナウイルスの感染拡⼤防⽌に向けたビッグデータ分析、アルゴリズム開発等についてお話します。

【講演2】川上浩司先生
(京都大学・情報学研究科・特定教授/京都先端科学大学・工学部・教授)
講演タイトル:不便益システムのデザイン
概要:
ファジィシステムもそうですが,一般にシステムを設計するときには,効率を良くすることや機能を高めることを志向します.
それどころか,効率が唯一の評価尺度という場合もよくあります.
これは便利指向と言えるでしょう.一方で,不便だからこその効用もあります.
それを「不便益」と呼んでいます.不便益の種類,不便益を得る方策,不便益をユーザに与えるシステムデザイン例を紹介します.

第125回例会

日時:2020年11月21日(土) 14:00-17:00
会場:Zoom

14:00~15:10 講演1
15:20~16:30 講演2
16:30~17:00 フリーディスカッション

【講演1】澁谷長史先生
(筑波大学・大学院システム情報工学研究科知能機能システム専攻・助教)
講演タイトル:電気回路の考えを機械学習に適用する、機械学習の手法を土木資源に適用する
概要:
講演者は、機械学習を軸として、電気回路や制御理論などの分野におけるアイ
デアを取り入れた新しいアルゴリズムを考案する、土木や資源などの分野にお
ける問題やタスクにアプローチする、というふたつの界面で研究に取り組んで
いる。本講演では、それぞれの界面から研究事例を紹介する。

【講演2】我妻伸彦先生
(東邦大学・理学部情報科学科・講師)
講演タイトル:視線位置を決定する注意選択とそのメカニズム
概要:
ヒトは最も重要と考えられる情報を重点的に処理することで世界を理解する。
これが注意選択である。近年、注意は、生物だけでなく、人工知能AIにおいても注目される概念となっている。
本発表では、図地分離などの大脳生理学と心理物理学的知見に基づく注意選択のモデルとメカニズムについて発表者の研究に触れながら概説する。
また、大規模な視線データを用いた深層学習によって獲得された注意選択のネットワークとサル大脳視覚野の対応について紹介する。

第124回 例会

日時:2020年07月25日(土) 14:00-17:00
会場:Zoom

14:00~15:10 講演1

講演者:井上晴可 講師(大阪経済大学情報社会学部)

講演題目:ICT・IoT化の宝庫である建設現場の最前線~人工知能で建設現場を賢く管理〜

講演概要:近年、「Digital Transformation」に注目が集まっており、AI、IoT、5G等のデジタルテクノロジーが多岐に渡って活用されているためビッグデータの蓄積・解析が必要不可欠です。本講演では、「ヒト・モノ等の街の動きを視ること」に焦点を当て、位置情報のみならず、カメラで撮影された映像中の人物を人工知能によって自動で識別、追跡することで現場をスマートに管理する取組みを紹介します。

15:20~16:30 講演2

講演者:妻鹿友昭 助教(大阪大学大学院工学研究科)

講演題目:電波による降雨観測

講演概要:気象観測において離れた場所を観測するリモートセンシングが広く用いられている。その中で降雨の観測データは災害対策から水資源監視まで利用されている。本講演では電磁波を使った降雨観測としてレーダを用いた降雨観測や人工衛星からの観測による全球降水マップ等、リモートセンシングによる降雨観測について紹介する。

16:30~17:00 フリーディスカッション

第123回 例会(中止)

新型コロナウイルスのため開催中止

日時:2020年2月29日(土) 12:00~17:50 
場所:関西大学千里山キャンパス
会場:3学舎3号館【C304教室】、【C404教室】

講演者:北橋忠宏氏(大阪大学名誉教授)

題目:深層学習―超入門

キーワード:大脳・視覚領モデル、多層人工神経回路網、神経素子の特性、多層構造の特徴、教師あり学習、2乗誤差最小化、局所最適値、汎用性獲得、柔らかな論理、実利用への道、無体験

概要:深層学習は、周知のとおり、パターン認識関連の多様な分野において、異例の速さで広範な課題に対し、慣例を打ち破る成果を挙げた。その要因に関する概説と、画像識別における成果について、その特徴とその後の発展からに生まれた成果について概説する。

講演者:馬野 元秀氏 (日立造船株式会社 技術研究所; 大阪府立大学名誉教授)

題目:数値を含むデータからのファジィ説明ルールの抽出

概要:例えば、人のデータ集合から「ほとんどの身長が高い人はクラス 2
に属する」や「髪の色がブロンドで体重が重い人のほとんどは背が高い」な
どのようなルールを抽出できるシステムについて述べる。身長や体重のデー
タは数値で、髪の色やクラスのデータは記号で与えられており、身長や体重
の上で定義されたファジィ集合と記号を用いて、指定された属性の値を全体
としてよく説明するルール(その割合もファジィ集合で近似する)を抽出す
る。このデータマイニング手法について、例を用いて説明する。

第122回 例会

第23回 日本知能情報ファジィ学会 しなやかな行動の脳工学研究部会 研究会                第121回 日本知能情報ファジィ学会 関西支部例会
                                       開催案内

■ 主  催:日本知能情報ファジィ学会 しなやかな行動の脳工学研究部会■ 主  催:日本知能情報ファジィ学会 関西支部
■ 日  時:2019年12月20日(金) 13:30~17:00
■ 会  場:阪南大学 ハルカスキャンパス セミナールーム(あべのハルカス23階)
               〒545-6023 大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43
               大阪メトロ「天王寺駅」・JR「天王寺駅」から徒歩3分
               近鉄「大阪阿部野橋駅」から徒歩2分
https://www.hannan-u.ac.jp/harukasu/index.html

■ 講演内容:
● 13:30~14:30   講演1:「ロボットに“あい”を宿すことはできるのか?
                                    ― 寄り添いが導く新たなウェルビーイングの形」
                                            高橋 英之(大阪大学大学院 基礎工学研究科)

いつも身近にいるのだけど,我々の主作業を邪魔することもなく,依存させることもない.ただ持続的な“安心感”を提供してくれる,そんなエージェントを創り出すことができたら,我々の生活はもっと楽しくなるのではないか?  本発表では,まず我々がエージェントを認知する脳メカニズムについて,これまでの発表者の研究に触れながら概説する.その上で,自分が考える“集合知の中で生まれる自律エージェント”の設計論の概要とその哲学について論じ,具体例として空調メーカーと実際に研究開発に取り組んでいる“空気感エージェント”について紹介したい.

● 14:45~15:45   講演2:「凹凸特徴に基づく物体認知の性質とメカニズム」
                                            菊池 眞之(東京工科大学 コンピュータサイエンス学部)

一般にヒトが目にする物体には境界の湾曲により形成される凹や凸の部分があり,それら凹凸の空間分布が物体全体を表現する.本講演では物体認知の基となる局所的な凹凸特徴をヒトはどのように知覚するのか,そして凹凸特徴と物体認知の関係はどのようなものであるか,図地分離,運動知覚,パターン認識などの観点より調べた心理物理実験やモデリングの取り組みを紹介する.

● 16:00~17:00   講演3:「人を惹き込む視線インタラクション・コミュニケーション技術」
                                            瀬島 吉裕(関西大学 総合情報学部)

人と人,あるいは人とロボットとのコミュニケーションでは,言語情報だけでなく,身体動作や表情・視線等の非言語情報が相互に同調して引き込み,かかわりを実感させている.本講演では,このリズム同調による引き込みに基づいて,コミュニケーションにおける視線行動や瞳孔反応等を解析し,人間の眼球運動特性に立脚した視線インタラクション・コミュニケーションを支援する技術について概説する.

※ 講演終了後,懇親会(希望者のみ)を予定しております.

■ 参加費:無料
■ 参  加:直接,現地にお越し下さい.
■ 問い合わせ先:日本知能情報ファジィ学会 しなやかな行動の脳工学研究部会 代表幹事
                      林 勲  関西大学大学院 総合情報学研究科
                      E-mail:ihaya@cbii.kutc.kansai-u.ac.jp

第121回例会(学生研究発表会)

日時:2019年10月26日(土) 13:30-17:40
場所:関西大学千里山キャンパス 3学舎3号館C304,C404教室
出席(人数のみ):17名

内容:
進化計算とDeep Graph Kernelsによる有機薄膜太陽電池のための
化合物のグラフマイニング
葉山大雅(近畿大学)

人工上腕骨頭設計のための統計的形状モデル構築
久保有輝(兵庫県立大学大学院)

不精密ルールを用いた 2 クラス分類表からのk-匿名ルールの抽出
内田圭春(大阪大学)

プロトタイプ分類器学習に対するマージン最大化モデル
清水省吾(大阪大学大学院)

単調性を利用した多クラスサポートベクトルマシン
辻岡竣祐(大阪大学大学院)

区間を考慮した差分進化の初期探索としての利用
鍔本純也(大阪府立大学大学院)

ノイズクラスタリングに基づくロバストな非負値行列因子分解
上野雅哲(大阪府立大学大学院)

Copyright 日本知能情報ファジィ学会 関西支部.
問い合わせ先:info[at]kansai.j-soft.org (支部長・会計幹事)
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