<日本知能情報ファジィ学会研究会(講演会)>
共催:関西支部,シニア世代研究会
日時:2024年3月22日(土) 13:10〜17:10
場所: 大阪公立大学梅田サテライト(大阪駅前第2ビル)+Zoomハイブリッド
オンサイト:大阪市北区梅田1-2-2-600 大阪駅前第2ビル6階 講義室6(107教室)
オンライン:Zoomリンクを事前申込者に別途ご連絡します.
参加費:無料(研究会に登録されていない方でも,日本知能情報ファジィ学会の会員でない方でも参加できます)
事前申込:https://forms.gle/A1ZJYR5P4N1uT8oi9
(合同情報交換会に参加を希望される方は3 月17日までにご登録ください)
連絡先:日本知能情報ファジィ学会関西支部長
能島裕介(大阪公立大学)nojima@omu.ac.jp
<当日のスケジュール>
13:10-13:40 SOFT関西支部総会
13:50-14:50 招待講演(関西支部)
題目:ニューラル・ネットワークとファジィ推論ネットワークとKolmogorov-Arnoldネットワークについて
講演者:馬野 元秀(カナデビア株式会社 開発本部 技術研究所 知能機械研究センター)
15:00-16:00 招待講演(シニア世代研究会)
題目:仮想実社会データ(=合成人口データ+基本行動データ)によるリアルスケール社会シミュレーションの実現
講演者:村田 忠彦(大阪大学D3センター,大学院情報科学研究科)
16:10-17:10 研究紹介(関西支部)
題目:棄却オプションを考慮したファジィ識別器設計とその応用
講演者:能島 裕介(大阪公立大学 大学院情報学研究科)
合同情報交換会 17:30〜
(大阪駅前第2ビルの地下の居酒屋を予定)
<講演概要>
招待講演(関西支部):
題目:ニューラル・ネットワークとファジィ推論ネットワークとKolmogorov-Arnoldネットワークについて
講演者:馬野 元秀 (カナデビア株式会社 開発本部 技術研究所 知能機械研究センター)
内容: 多層ニューラル・ネットワークのユニットの重みやファジィ制御ルールの結論部の実数とメンバシップ関数のパラメータを学習する方法が提案されている.そして,2024年4月にKolmogorov-Arnold表現定理に基づくKolmogorov-Arnoldネットワーク(KAN)が提案された.ここでは,これらに共通する点や異なる点について考え,これらの統合化の可能性について考える.
招待講演(シニア世代研究会)
題目:仮想実社会データ(=合成人口データ+基本行動データ)によるリアルスケール社会シミュレーションの実現
講演者:村田 忠彦(大阪大学D3センター,大学院情報科学研究科)
内容: 本講演では,仮想実社会データの合成法とリアルスケール社会シミュレーションの事例を紹介する.仮想実社会データには,公開統計情報に基づいて合成された世帯構成員情報(合成人口データ)と各構成員の基本行動データが含まれている.リアルスケール社会シミュレーションは,サイバー空間に埋め込まれた仮想実社会データを用いて,様々なシナリオのもとに実社会における政策や施策の効果を測定することを目指したシミュレーションである.さらに,リアルスケール社会シミュレーションを推進するために,現在,進展している研究プロジェクトを紹介する.
研究紹介(関西支部):
題目:棄却オプションを考慮したファジィ識別器設計とその応用
講演者:能島 裕介(大阪公立大学大学院情報学研究科)
内容:分からないことは素直に分からないという.これは識別器設計においても重要である.このような機能を棄却オプションといい,棄却されなかったパターンに対する識別の信頼性を向上させることができる.ファジィ識別器に棄却オプションを導入することで,説明可能性と信頼性を考慮した識別器の設計が可能となる.本講演では,セカンドオピニオンの導入,部分的解釈可能性,属性コストの導入などの研究を紹介する.