日本知能情報ファジィ学会 関西支部

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第128回支部例会

2022年 1月13日(木)に第128回支部例会をオンライン開催します。

日時:2022年 1月13日(木) 17:00-19:00
会場:Zoom(アドレスは参加申し込みされた方にお送りいたします。)
事前申込:https://forms.gle/Pb11gdpbSNtNMWz29
参加費:無料
連絡先:日本知能情報ファジィ学会関西支部長
小橋昌司(兵庫県立大学大学院 工学研究科)
kobashi@ieee.org

【講演1】 柳澤 秀吉 先生 
(東京大学 大学院 工学系研究科 准教授)
講演タイトル:「感性のプリンキピアを目指してー感性設計学の視点から」
 物理と感性をつなぐ数学的原理(プリンキピア)はいかなるものかー。本講演では、感性設計学の立場から、感性のプリンキピアの必要性を示し、その探求の過程として知覚と感情の数理モデルの研究を紹介する。具体的には、神経符号化原理にもとづく知覚モデルと期待効果理論、および情報論にもとづく感情次元の数理モデルについて解説する。認識と感情の根底にある自由エネルギーの意味についても触れてみたい。
 
【講演2】 竹之内 宏 先生
(福岡工業大学 情報工学部 助教)
講演タイトル:「対話型進化計算を用いた感性情報処理と応用システムの開発」
 対話型進化計算は,ソフトコンピューティング分野の代表的な技術である進化計算の応用手法であり,ユーザの感性情報を用いて動的にユーザの嗜好に合った解候補を生成できる技術として注目されている.1990年代頃から,対話型進化計算に関する様々な基礎検証が行われ,同時に応用システムも開発されてきた.現代では,ユーザの生体情報を利用して感性評価情報を得たり,多人数で解候補を評価したりなど,応用システムも多岐に亘る.本講演では,このような対話型進化計算手法に関する研究の経緯を紹介し,昨今の応用事例や今後の発展について考察する.